苗場山〈後編〉

予定時間より山頂到着が大幅に遅れたためちょっと急ぎのお弁当タイムを済ませて(といっても40分くらいは山頂でゆっくりしましたが)そして雲行きも怪しくなってきたのでそろそろ下山です。
網おかげで虫も全然気にならず、
所々にあはる水溜りの水がキレイで、なかなか普段見れない景色に感動しながら来た道を戻ります。
やはり下りの方が早いのですが、ずっと下っているとちょっと登りたくなってくるという贅沢な気持ちが湧いてきましたが、いざ登りとなるとやっぱり下りの方が楽だわ…と
ワガママな気持ちの葛藤を繰り返しながら…
中ノ 芝まで降りてきて休憩。
しかし、雲行きの怪しさが増してきている。
予報では夕方から雨。
なんとかもってほしかったが…
ついにカミナリが鳴り出した!!!
この時まだ雨は降ってなかったけれど、いつ降ってもおかしくない。
山のカミナリは2回目の体験だがかなり恐怖だ。光るごとに体を縮め(より小さく…(^^;))恐怖心との戦い…
降られる前にカッパ着る?なんて言っていたら次の瞬間降り出した!
ちょうど雨が避けられるくらいの木のところにいたので良かった。
降ったり止んだりだったが、ザーザー降りの時間もありってまあ、ビッチョリ( ̄ー ̄)
川になってればぬかるんでるところもあり、木の根っこは滑るし石も滑る。
完全に足場は悪いが気は焦る…
気を抜けばグリッチョするし、焦れば滑るし、「頑張れオレの足!頑張れメンタル!」
と掛け声をかけながらなんとかゴールが見えてきた!!

スタートした和田小屋が見えてきてまた雨は凄く降り出したものの、逆にそれが気持ち良かったりして(^^)
駐車場に着いた時には、やりきった感と楽しかった感しか残っていない。
辛かった事を忘れてはいないが、その辛さも全部ひっくるめての達成感だった。
今回はホントたくさんの経験が出来て、登山の素晴らしさを知った。
それを教えてくれた苗場山と一緒に行ってくれたみんなに感謝しかない。
ホントありがとうございました!
こうやってハマっていくのだろう…

おわり。
ps.(あー明るいうちに下山できてよかったわぁ)